件名:自分自身のバイブルづくり

 

最近、説教臭い話が続きました。

「これが本当に営業の基本なの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

ハッキリ言いますが、最近の説教臭い話は、営業の基本ということではありません。

単なる、私の価値観(大事に思っていること)です。

だから、別に皆さんに押しつける気はありませんし、当然、「俺は違う!」という人もいるでしょう。

それはそれで、全然OKです。

 

ただ、ひとつだけ間違いなく言えることは、「それぞれの人が、こうした価値観を持っていた方が良い。」ということです。

価値観というのは自分自身のバイブルです。

「仕事に対する考え方」や、もっと大きな意味での「生き方」について、「自分はこう思う!」ということがはっきりすると、その後が非常に楽です。

 

「四十にして惑わず」とは孔子の言葉です。

私も四十が目前ですが、まだまだ、とても「惑わず」なんて言えません。

ただ、少しずつ、自分の価値観が形成されるにつれて、昔よりは物事に「流されなくなった」し、流されても「もとに戻るのが速くなった」ような気がします。

 

では、自分自身のバイブルを作るにはどうしたら良いのか?

一番良いのは、いろんな人に会って話しを聞くことです。

しかし、仕事や家庭もいろいろ多忙で、なかなかそういう機会が作れない方がほとんどだと思います。

そうした場合は、本を読むことをおすすめします。

私の場合は、いろいろな経営者が書かれた本(アサヒビールの樋口さんや京セラの稲盛さん等)や、三笠書房やPHP出版等からでよく出ている、いわゆる「自己啓発本」が、参考になりました。

 

正直言って、本を読んでいる時は「なるほど」と思うだけで、自分の価値観の形成までには至りません。

ただ、そうしたことを実際に自分で体験したり、身近な人が体験するのを目の当たりにすると、「やっぱりそうだ」と実感します。

そうなった時、自分のバイブルに価値観がひとつ刻みこまれるのです。