件名:ドラえもんが理想像
営業マンの役割(使命)は、時代とともに変化しています。
大昔(昭和30年代くらいまで) ・・・営業マン=「確保屋」の時代!
お客様は欲しい物がなかなか手に入らない、いわゆる「物不足」の時代。
「値段も質もちょっとくらい我慢するから、とにかく持ってきてくれ!」というのがお客様の希望でした。
営業マンは、そうしたお客様の声を受けて、工場中、日本中、時には世界中駆け回って、お客様の品物を「確保する」ことが役割でした。
昔(昭和50年代くらいまで) ・・・営業マン=「PR屋」の時代!
物不足がある程度解消されたので、お客様はそれまでのように、単に物を持って行くだけでは買ってくれなくなりました。
そうした時代の中では、営業マンは「製品や会社のPR」が仕事になりました。
「うちの製品はこんなに良いものです!」という情報を熱意を持って説明し、買っていただきました。
お客様もそうした営業マンを求めていました。
今そしてこれから ・・・営業マン=「ドラえもん」の時代!
お腹がいっぱいの人に、「このステーキは美味しいですよ!」なんて説明して喜んでいただけますか?
「この次、来た時に食べるから」と丁寧に断ってくれる人は、オトナのお客様。
人によっては「俺がそんなに大食いに見えるか!」なんて怒り出すかもしれません。
お腹いっぱいの時代(物余りの時代)では、昔のように、一方的にPRしてもお客様は喜んでくれません。
逆に「うざったい」と思うのです。
お客様が求めているのは、「自分が欲しいもの(こと)を、欲しい時に、欲しいだけ」提供してくれる人です。
理想のタイプは「ドラえもん」です。
のび太くんの、わがままな希望をじっくり聞き、ポケットから、解決策をサッととりだすどらえもん。
最高だとは思いませんか?