件名:道具を使いこなすには

 

SFAにしても、顧客管理にしても、イントラネットにしても、電子メールにしても、パソコンにしても、あるいは各種の販促ツールにしても、それらは全て「道具」です。

「すごく便利!」という人もいれば、「邪魔なだけ!」という人もいます。

要するに、道具の価値は、使い方次第であり、人によって異なるのです。

 

それでは、どうしたら道具を使いこなすことができるのでしょうか?

ポイントは2つです。

 

1.道具自体を使いやすくする

よく、プロゴルファーがゴルフクラブにおもりをつけて、自分にフィットするように調整していますよね。

道具によっては、自分の工夫次第で「使いやすく」できるものもあります。

例えば、SFAにしても、後で読み返すためには、「日報にどんなことを書いておいたら良いのか」とか、「顧客管理にはどんな情報を登録しておけば良いのか」などは、全て皆さん自身でできることです。

 

2.自分のやり方を変える

もし道具自体を使いやすくすることに限界があれば、「道具の良い点を活用できるように」自分自身のやり方を変えることです。

考えてみれば、このFYFにしても、電子メールという道具がなければとても毎日発行することなんてできませんでした。

皆さんだって、パソコンが導入される前と後では、お客様への提案内容は全然変わったのではないですか?

 

「弘法筆を選ばず」と言いますが、それは弘法大師が特別な人だからであり、一般的にはプロほど新しい道具に対して積極的に取り入れようとしています。

そして、プロほど新しい道具を使いこなすために自分のやり方を変えることに柔軟です。

皆さんは、フラップスケートというスピードスケートの靴を知っていますか。

従来のスケートシューズのように刃が靴に固定されているものではなく、刃がなるべく氷に接地している時間が長くなるように、踵部分が離れるものです。

長野オリンピックで堀井選手が良い成績を上げられなかったのは、当時、トップスケーターが次々に採用していたフラップスケートへの対応が遅れたからだと言われています。

 

よく、「今の自分のやり方ではこの道具は必要ない!」なんて人がいますが、そういう考え方自体が根本的に間違っているのです。