件名: 悔しさを感じていますか?

 

昨年、テニスを始めたばかりの頃は、嫁さんに全く歯が立ちませんでした。

夫として、そして男としてのプライドがズタズタ。

もう悔しいのなんのって!!

コートからの帰り道でも、表面的には平静を装っているものの、内心はムカムカ、イライラ。

車の運転も自然と粗くなっていました。

「早く上手くならないと…」

そんな気持ちで一杯だから、子供にバカにされながらも、せっせとテニスの教本を買い込んだり、

休みの日の朝、一人で早起きして壁打ちをしたり…。

まだまだ未熟ですが、最近では何とか、互角に勝負できるようにはなりました。

 

皆さんは、最近、どれだけ「悔しい!」と思ったことがありますか?

子供の頃は、ケンカに負けて泣き、学生の頃は、試合に負けて悔し涙を流す。

そんな機会が結構あったのではないですか?

それが今は…。

 

勝負に負けても悔しがらない。

「自分も大人になったから…」「丸くなったから…」と自分の変化を理由にしたり、

「一生懸命頑張ったから…」と妙に自分を納得させたり、

「世の中、いつもうまく行くものではない」なんて悟ってみたり…。

 

このようなことを書いている私自身が、そんな傾向にあるように思えます。

本当にこれで良いのかな?

「悔しがらなくなることは心の老化。」

「年をとって、感受性が弱くなってしまったということ。」

私は、最近そのように思っています。

 

さて、仕事について考えてみましょう。

いつも勝負の連続ですよね。

他の会社との勝負はもちろんのこと、社内だってそうです。

特に営業なんて数字がハッキリ出てくるから、勝ち負けが明確になります。

誰が一番で、誰がビリだか、誰だって分かるでしょう。

そういう結果が出たとき、どれだけ「悔しい!」と本気で感じていますか?

 

「悔しさをバネに成長する」とよく言われますが、確かにこれは事実でしょう。

私のテニスが証明しています。

悔しさを感じることは、自己成長のために、非常に重要なことだと思います。