件名:習慣にする

 

人間、慣れないことをすると疲れます。

早起き、運動、仕事等など、何でもそうです。

人間、というよりは動物は皆、本能的に「楽なことをしたい」と思います。

だから、「これをやろう!」なんて、気合を入れて始めたものの、三日坊主になってしまうのです。

 

ある本に書かれていたことですが、何かをしようとしても「できない」場合、その理由は、「難しくてできない」

という場合は非常に少なく、「我慢できない(やり続けることができない)」場合がほとんどだそうです。

禁煙なんかは、その典型です。

「煙草を吸わない」こと自体は決して難しいことではありません。

みんな、我慢ができないのです。

 

では、どうしたら良いか?

名案なんてありません。

とにかく、「習慣」になるまで、意識して、我慢して、やりつづけるだけです。

人間は、300回同じことを繰り返すと、習慣になるそうです。

じゃあ、習慣になったら何が良いのか?

まず、意識しないで、当たり前のようにできるようになります。

無意識ですから、特に疲れることはありません。

そして、それをやらないと、逆に気持ちが悪くなります。

だから、元に戻ってしまう可能性が少なくなります。

皆さんは歯を磨かないと気持ち悪くないですか?

それと同じことです。

 

昔、某営業所で「売り方開発」をしていた時、ある人が、「お客様のところに言って『FOR YOU』で話しをしようとしたら、ものすごく疲れた。」と言っていました。

それは、当たり前のことなのです。

さて、その後、300回続けたのかな?

 

「300回」というと、1年くらいかかるような気がしますが、決してそんなことはありません。

皆さんは月何件、お客様を訪問しますか?

仮に100件だとして、訪問する際いつも、相手のツボを意識して話をしたり、土産等の小さな工夫をするようにすれば、3ヵ月も経てば、それが「習慣」になるのです。