件名:時間コスト

 

前回のメールで「時間についてのコスト意識」について説明しました。

販売店さんとの仕事について、もう少し考えてみましょう。

 

例えば、あるお客様のために、1日かけて営業支援をしてあげたとします。

前回のメールの通り、それが8時間だったら、5,000円×8=40,000円のコストがかかります。

ここで大事なことは、これだけのコストをかけてサポートしていることを、お客様が認識しているかどうかです。

皆さんは、「お宅の会社は値段が高い」と言われませんか?

その時に「自分は値段の差以上の貢献をしています!」と言えますか?

もし、「そんなこととても言えない」と思っているとしたら、どこかで自分に自信を持てていないのかも知れませんね。

 

私が昔、某商社に入社した時、上司から「価格が高いから買わない、と言われることは、営業マンにとっての最大の『恥』」と教えられました。

当然、今とは時代も違うし、ケースによっては、どんなに頑張っても「高いから」と失注してしまうこともあるでしょう。

しかし、営業マンとして、こうした「気構え」は、やはり必要なことだと思います。

「俺は これだけの仕事をしている!」というプライドと自信は持って欲しいものです。

 

また、お客様に対して、何かをお願いする場合も、この「時間についてのコスト意識」を持って欲しいと思います。

例えば、お客様の会社で行う「勉強会」について考えてみましょう。

たった1時間の説明会でも、もし10名の受講者がいれば、先方に5万円くらいのコスト負担をかけているのです(1時間×5,000円×10名)。

このように考えると、「きちんとやらなければならない!」という気持ちが、これまで以上に沸いてきませんか?

我々は、こうした時間に対するコスト意識を持っていなくても、お客様の中には、そのような意識を強く抱いている人が結構多いのですよ。

 

ある会社では、商談ルームに「当社にとって有益な訪問以外はお断り」ということを書いています。

考えてみれば当たり前です。

営業マンのつまらない話に、時間(コスト)をかけることは無駄以外の何物でもありませんから。

 

いかがですか?

少しは、時間の重要性について実感しましたか?